中国でiPhone壊れた!
◆iPhoneXのディスプレイが割れた!
3月某日、日本で買ったiPhoneXの表面ディスプレイが割れてしまいました。
日本で買って、中国で1年半くらい使ったiPhoneです。
最初は、表面に貼った3D保護ガラスが割れたのだと思っていました。
保護ガラスを剥がしてみたら、なんと本体の方が壊れていたのです。
逆に保護ガラスの方は、全く壊れていませんでした。
何のための保護ガラスなんだか・・・
一応動くのですが、顔認識するとき、時々ミスします。じれったいです。
これでは不便なので、修理することにしました。
仕事が終わった後、馴染みの修理屋に行きました。
電池交換も安く(50~100元くらい)でやってくれ、何年か前は、アップルストアでは修理不可能と言われた、水没したiPhoneを見事に修理してくれました。
信頼のできる修理屋さんです。
しかし、その場所に以前の店は無くなっていました。
残念です。
南側に少し行ったところに、似たような店がありました。
中にいたのは当然以前の修理屋さんではありません。
取り敢えず、iPhoneXを見せて直せるか聞いたら、大丈夫だそうです。
お~、いいねいいね、期待できそう!
パーツは、アップル純正と、サードパーティ製があって、それぞれ800元と280元だそうです。
お金が無い時期だったので、280元にしました。もちろん修理代込みの値段です。
ネットでiPhone Xの日本での画面修理費用を調べたら、アップルストアだと31,800円に消費税をかけた34,344円だそうです。
中国のアップルストアだともっと高いはずです。
日本の一般修理専門店に持ち込むと、最安値の店で、19,480円〜と出てきました。
iPhone8までは、1万円前後で修理できていたのですが、iPhoneXから急に2倍に跳ね上がりました。理由は有機EL(OLED)です。
液晶から有機ELに変更されたことで、より高画質になりました。
確かにiPhoneXを初めて手に取ったとき、「キレイだ」とは感じました。
しかし、大きなデメリットである「高い!」という部分は、あまり気にしていませんでした。
壊れて修理して、はじめて後悔です・・・トホホ
日本の修理代に比べて、やっぱり中国の修理代は安いです。
工数込みで280元なら年に何回か壊れても大丈夫~なんて感じで、おっちゃんの修理の様子を見ていました。
非常に慎重に作業していました。
途中あまりにバラバラになるので、果たして元通りに戻るのか、不安になりました。
それでも30分足らずで修理終了しました。見事です!
ついでに3Dシートを貼ってもらいましたが、修理が上手い割には、こちらは下手でした。3回失敗して、ついにシートが無くなり、他の店から取り寄せていました。
ディスプレイの修理よりも保護シートの貼り付けの方が時間がかかるのって、なんだかなぁ~
失敗分は請求されなかったので、40元でした。
しばらく使ってみたら、違和感あります。なんか使い勝手が変わりました。
ディスプレイを指で操作しても、上手く反応してくれません。
時々固まったり、思うように動かないのです。
顔をうまく認識してくれないこともたまにありました。
それでも、まあ何とか使えるので我慢して使うことにしました。
◆落としたら、また壊れた!
修理してから半月ほどたった朝、洗面所でiPhoneXを落としてしまいました。
カバーも付いていたし、以前はこのくらいの高さから落としても、壊れることなんてなかったのですが、また壊れてしまったのです。
やはり280元の安物ディスプレイにしたのが悪かったのでしょうか?
今度はディスプレイが割れたわけでは無く、画面が真っ暗で何も見えなくなったのです。
配線が切れたか接触が悪くなったのかな? だったらすぐ直るなあとか、わりあい楽観的に考えていました。
やっぱり画面が真っ暗だと何にも使えません。とにかく困ります。
急遽、古いiPhone5をとりだして、SIMを入れ替え、中国生活で必須の微信(WeChat)や支付宝、淘宝等のアプリが使えるようにID・パスワード等を設定しました。
iPhone5は4Gに対応していないので、Wifiが無いところでは、死ぬほど遅いです。
それでも無いよりは遥かにいいです。
取りあえずこれで応急処置、後で先日修理してもらった店に持って行くことにしました。
昼間は用事があったので、iPhone5で耐え忍び、夕方、例の修理屋さんに持ち込みました。
壊れたiPhoneXを見て、修理屋のおじさんが困っていました。
今日は部品(パネル)の在庫が無いそうです。
市内から取り寄せるので2時間ほどかかると言われました。
スマホを預けて近くの日本料理屋で軽く食事することにしました。
そこで2時間ほど時間をつぶして、もう一度修理屋に向かいました。
しかし、まだ部品が届いていませんでした。
待つこと10分ほどしてようやく届きました。
ディスプレイは2種類ありました。800元と1200元です。
あれれ?、前回は純正が800元だと言っていたのに、さらにその上があるの?
どちらも実際のiPhoneXに使われている部品と同じだそうです。
違いはメーカーだそうです。
先日は、サードパーティの280元にしたら、感覚が変で、ちょっと使いづらく、挙句の果てにちょっと落としただけで壊れてしまいました。
今回は、奮発して一番高い1200元にしました。
修理は20分ほどで完了。
今回は操作性もよく、顔認識もスイスイです。
ホントに使いやすくなりました。
しかし、大きな散財しました。1200元あったら、アンドロイドのスマホが買えます。
今の世の中、スマホが壊れるとたいへん困ります。一大事です。
サブのiPhone5では4Gが無いので、使い物になりません。
中国ではスマホが無いと、人とのコミュニケーションはもちろん、食事も移動も買い物もできません。
いざと言う時の保険のために、会社にオキッパになっていたiPhone7のセッティングをしました。
32Gしかない非力なiPhoneですが、支付宝や微信(WeChat)、淘宝など、基本的なアプリが入っていれば急場はしのげます。
iPhone5よりは、遥かにいいです。
◆今度は水没させてしまった!
前回の修理から2ヶ月余りたった夜、ちょっと慌てて、iPhoneXを水没させてしまいました。
しかし、最近のiPhoneは防水なので、水没くらい平気だい。
・・・と、思っていました。
あれれ?なんかカメラがボケてきて、次第に画面の操作感も悪くなってきました。
思うように動かなくなってきたのです。
1時間ほどしてリンゴマークだけが表示されるようになり、その後ついに電源が入らなくなってしまいました。
え~、なんで、なんで? 防水なのに・・・
以前、ディスプレイの修理を、町の修理屋にさせたことを思い出しました。
当時の修理の様子を思いだしたら、パカンと開けてパネルを交換、またパカンとはめ込んではい終わり、という感じでした。
通常の防水は、そのパカンと開け閉めしたケースとディスプレイパネルの間を、しっかり防水処理しなければならないのですが、町の修理屋さんはそんなことはしていませんでした。
そのため、おそらく防水機能が失われてしまったのでしょう。
私のiPhoneXは防水仕様でありながら、防水ではなくなっていたのです。
かなりショックでした。
やっぱり安いとはいえ、町の修理屋に出すのはもうやめようと、強く強く固く固く決心しました。
取り敢えず応急措置として、準備していたiPhone7をメインにすべく、支付宝、微信(WeChat)、淘宝などのアプリを、メインIDに切り替えました。
サブIDは、iPadに移動しました。
以前はiPhone7が無かったため、不便しましたが、今回はこれで当面しのげそうです。
一つ面倒なのは、各銀行のアプリが、ケイタイ依存(顔認証など)しているため、すぐには開通できない点です。
翌日、午前中に近所のアップルストアに行って、修理or新規購入することにしました。自宅から歩けるところに、アップル正規ストアがあるというのは便利です。
日本だと大都市でしかも中心街と、限られてますからね・・・
アップルストアは午前10時開店です。私の家から徒歩10分なので、ゆっくり出発して良いのです。
開店と同時に着いたのに、すでにお客さんがたくさん入っていました。
どっから入ってきたの?って感じです。
最初に声をかけた店員は、たまたま日本語が喋れる男性でした。
日系企業の営業経験と、日本での研修経験があるそうです。
いろいろ調べてもらいましたが、結局、日本で買ったiPhoneなので、中国では修理できないそうです。使われているパーツと細かい仕様が違うからだという説明でした。
仕方ありません。新しく買うことにしました。
使い慣れたiPhoneXと、大きさもメモリ(256G)も全く同じの、iPhoneXSにしました。
9千5百元もしました。(×_×;)
今秋に発売予定の、次のiPhoneを買うつもりだったのですが、しばらくお預けになりました。
安い修理代に目がくらみ、結局高いものについてしまいました。
\(__ ) ハンセィ